子供のためのプロダクトシリーズ

projectsの中にちょいちょいプライベートワークとして娘達のために作ったプレゼントシリーズが混ざってますが、これについて書いてみます。

なぜ作るのか

仕事でものづくりをやってるので、なんだかわりといろんなものが作れます。そうすると、娘へのプレゼントも「なにか作ってみようじゃないか」となるわけです。ここでうっかり作品を作るモードになってしまうとなかなか手が動かず、間に合わないってことになるんですが、「娘が喜べばいい」「妻が納得したらいい」というかなり限定したところに向けてのものづくりになるので、「発表するわけでもないし気軽にやるか」となります。それで最初に作ったのが、上の娘が1歳のときに作ったキッズハウスです。

これ、pinterestとかで検索するとわかりますが、海外の事例とか山ほどあるんです。最初妻がネットで見つけてきて、それを買おうかとか考えたんですが、海外のデザイナーかだれかがプライベートに作ったものなのか、とにかく買えませんでした。で、仕方ないから作ろうと。作品として発表するものでもないし、プライベートに消費するものだしいいだろうと。(屋根の角度とかは自分なりに調整しました)

ホームセンターで手に入る部材で切ったり貼ったりで完成。

これ、最高に満足したんです。なんていうか仕事のときにも作品作りでも味わえない自由なものづくり。そして家族が喜ぶ様子。ダイレクト感ですかね。なんというかすごい楽しい。

妻のこだわり

どうもこの頃から妻は「ままごとキッチン」のことばかり口にしていました。ネットで検索すると自作してる人がたくさんいるとか、お母さんがおねだりしておじいちゃんが作ってるケースが多いみたいだとか、この事例はとても素敵だとか。どうも長いことままごとキッチンの理想を描いていたらしいです。

で、妻が調べた素晴らしいままごとキッチンの事例のいいとこ取りのようなものを設計しました。当時覚えたてのRhinoceros(CAD)で。

妻こだわりのオーブンの扉は横開きではなく縦。流しは野田琺瑯のボウル。細かいところもこだわってました。

割りとうまく完成し、娘も喜ぶし大作感があって満足度高いです。もちろん手は抜いてないし結構本気で作りましたが、仕事とか作品作りを思えば、ちょろいもんです。

そしてデジタルも

その後、4歳の誕生日のときに、レジアプリつくりました。ここらへんから、自分の作ってみたいものも混ざってきます。

バーコードリーダーって結構安いのがamazonとかで買えちゃうんです。USBケーブルの有線タイプだと1,000円ぐらいで売ってます。(自分が欲しくなってBluetoothタイプのを買いましたが、、)

子供のおもちゃのレジとかよくありますが、バーコードはたいていただのスイッチで、適当に「400円です」とかランダムに読み上げるだけですよね。子供からしても、「なんだー」とがっかりしてるに違いない。

ホンモノのバーコードが自分のものになるだけでもかなり楽しいはずです。でも自分は「作れる父親」としてのプライドもあるので、iOSアプリ書きました。バーコードの情報を元にAmazonのAPIを叩いて商品の写真や値段を取得し、レジのような振る舞いをするアプリ。(画面のデザインをこだわる時間が取れず、projects入りはしてませんが)

もう、こうなってくると、「自分が作りたいものと子供がほしいものの重なるところでのものづくり」の面白さにどっぷりです。

作るの好きなんだな

実感しました。作るの好きなんです。大好き。そして人に喜んでもらうのが好き。娘も妻も喜んでくれるし、これは楽しい!

子供を刺激するもの

うっかり「楽しいー」ってことで終わるところでしたが、ちょっとだけ真面目に。

一応娘にむけてのメッセージとしてはいくつかあります。「なんでも作れるんだな」「欲しいものは作ればいいんだ」とかのものづくりへの興味を引き出すというのはあります。それだけじゃなく、なにか刺激を与えたいなと思ってます。

最近作ったメッセージを送る端末なんかは、タイピングやローマ字を学ぶ動機になります。文章で感情を伝える練習にもなりますね。こういうの。こういう学びを加速するような刺激を与えたいなーって思ってます。

これって自分の娘だけじゃなくて、ほかの子どもたちにも当てはまったりしそうだなと。そうすると、これはある種教材じゃないかと。これ、この分野に今一番興味が湧いてます。

プレゼントからプロダクトへ

ということで、今後も娘達へのプレゼントシリーズは続き、作品も毎年増えていきます。その中からプロダクトとして販売するネタが出てくるんじゃないかと思っています。ビジネスとしてというニュアンスではなく、ライフワーク的にじっくり進めていきたいなーって思ってます。